古文 解法パターン

解法パターン

総則

人名には丸をつける

敬語

手紙中の尊敬 → 書き手(伝え手)から 手紙の読み手 ∨ 手紙中の高貴な方 への敬意

敬語意味
用 \(\phi_{/せ/させ/しめ\quad}\) たまふ(給ふ/賜ふ)お与えになる(ハ四/尊敬/本)
いざたまへ(いざ給へ)さあ、しなさい(ハ四/命/本)
たまふ(給ふ/賜ふ)頂戴する/お受けする(ハ下二/謙/本)
おもひたまふ(思ひ給ふ)
みたまふ(見給ふ)
ききたまふ(聞き給ふ)
考えさせていただく
拝見する
拝聴する(ハ下二/謙)
おぼしいだず(思し出ず)思い出しなさる(尊敬)
さぶらふ(候ふ)お側に控える/参上する/あります/おります(謙/本)
です/ます(丁/補)
けいす(啓す)(中宮・東宮に)申し上げる(謙)
そうす(奏す)(天皇に)申し上げる(謙)
たてまつる(奉る)差し上げる/申し上げる(謙)
まゐらす(参らす)差し上げる/申し上げる(謙)

慣用表現

慣用表現意味
あるいはある者は〜、一方は〜
いづちにどこに
憂き世を思ひ離ぬる出家する、死ぬ
(あと)/(うち)/(かし)/(さし)/(し)/(し)も/を(ば)強調(潰してよい)
雲路に交じる昇天する
我にもあらぬ何が何だかわからない
こそ 用\({}_{(已)}\) 、〜ど(逆説)
ことにふれて何かあるたびに、何かに出会って感動して
ことよす(事寄す)託ける、託す
心なる思い通りになる
心のほかの意外な
これよりここを通って
しらみそむ白々と夜が明け始める
たもとをかたく衣の片袖を敷く(独り寝の比喩)
たより(便り)都合/手紙/機会(よりどころ/ゆかり/配置)
のたよりのついでに
なむ/ぬらむ/にけむ/ぬべし
てむ/つらむ/てけむ/つべし
強意+推量\({}_{/意志}\)
なむやしてくれないか、できない
なめりなる\({}_{断定(体)}\)+めり\({}_{推量}\)
なんどなど
にやあらむ/にかあらむ〜たのだろうか(筆者の心情)
人 の\({}_{/など}\) 用\({}_{(体)}\) を人 が 用\({}_{(体)}\) のを
むは/むに/むこそ/むも〜ならば(仮定)
もしはまたは
ものを / ものゆえ / ものから / ものの〜けれども(逆説)
もぞ/もこそ〜すると困る
やは/かは〜であるか、いや、そうではない(反語)
ややもせばどうかすると、ともすれば
何しになぜ、どうして〜か(反語・疑問)
何やらん何事(誰)であろうか
用\({}_{(命)}\) とや用\({}_{(命)}\) と言うのですか
より〜するや否や
を / に / が / ど / ば〜が、〜けれど(逆説を含む)
〜ままに〜につれて

和歌の慣用表現

和歌の主題と関係ない節が序詞として置かれていることがある.

慣用表現意味
しきしまの日本;大和(枕詞)
ぬばための黒(枕詞)
詠嘆

語彙

慣用句

慣用句意味
いかがはせむ
わりなし
どうしようもない
さのみやはそうばかりもしていられない
こころをさぐる相手の気持ちを推し量る

名詞

語彙(漢字)意味
みことのり(詔)宣旨より格上の天皇の声明
せんじ(宣旨)天皇の命令文
叡-/勅-天皇がなさったこと(接頭語)
みゆき(行幸)天皇のお出かけ
みゆき(行啓)中宮・東宮のお出かけ
みゆき(御幸)上皇・法皇・女院のお出かけ
あふせ(逢瀬)男女の出会う機会
いとま(暇)休暇;辞任;別れ
いまゆくすゑ(今行く末)将来
おり(折)機会,とき
おまへ(御前)高貴な人のお側
かず(数)これらの物\({}_{/者}\)
かたち(貌)顔立ち、容貌
かなた(彼方)あちら
黒染め喪服/僧衣
けしき(気色)様子
きちゃう(几帳)室内を仕切る、または隠すための可動式の調度品
つぼね(局)部屋
けはひ(気配)様子
かうらん(高欄)手すり
ここち(心地)病気、気分
こころ(心)風流,風情
こころざし(心ざし)忠誠
しるべ(標)案内人; 目印
すゑ(末)下の句
すのこ(簀の子)縁側、すのこ
たきしめ(焚きしめ)香りづけ
とのゐ(宿直)都での泊まりがけの警備・奉仕
はな(端)外、縁
ひと(人)特定の人
ひま(暇)隙間;よい機会
かた(方)人/方角/頃/方法
もと(本)上の句
みや(宮)東宮;中宮;宮中
よし(由)方法、手段
わざ(業)こと

動詞

語彙(漢字)意味
あかず(飽かず)不満で,物足りない,名残惜しい;飽きることがない
あくがる(憧る)心が彷徨う;ぶらつく
いきたゆ(息絶ゆ)死ぬ
いそぐ(急ぐ)急ぐ;準備する
おぼしおきつ(思し掟つ)心に決める
おぼしわぶ(思し侘ぶ)思い悩む
おぼゆ(覚ゆ)似ている;考えられる
おもいやる(思いやる)想像できる
おもやす(面痩す)顔が痩せる
かかづらふ(係ふ)関わり合う
かたふく(傾く)勢いが衰える
かたらふ(語らふ)契りを結ぶ
かづく(被く)褒美をやる
きこゆ(聞ゆ)お思いになる;おっしゃる;聞く
こころとどむ(心留む)念を入れる
ことよす(事寄す)託ける、託す
さとぶ(里ぶ)田舎めく
しる(知る)理解する、領有する、わかる
(下二)知られる
たのむ(頼む)あてにする(四段)、あてにさせる(下二)
はつ(果つ)終わる/亡くなる(本)
すっかり〜する(完/補)
ひがめかと思ふ見間違いかと思う
まさる(勝る/優る)上回る
まさる(増さる)増す/強まる
まもる(目護る)じっと見つめる
みゆ(見ゆ)思う/会う/見える/見せる/女性が結婚する/思いにかなう
みあふ(見あふ)見つける/出会う/見かわす
みおく(見置く)見捨てる/見ておく/取り計らっておく
やどりす(宿りす)宿泊をする
やつす(窶す)地味に、目立たなくした
ゆるす(許す)認める
よる(寄る)取り憑く
わたる(渡る)移動する/行く/来る(本)
し続ける/一面に〜する(範囲/補)

形容詞

語彙(漢字)意味
あだし(他し/異し/徒し)他の/はかない/浮気な
ありがたし(有難し)過ごしずらい/珍しい
いとわろし(いと悪し)あまり良くない
いはんかたなし(言はむ方無し)言いようがない/例えようがない
いぶせし(訝せし)気が晴れない/気掛かりだ/不快だ
かしこし(畏し)高貴だ/畏れ多い/恐ろしい
かしこし(賢し)賢明だ/立派だ/都合がよい
非常に(用)
心えなし(心得なし)訳がわからない
こころやまし(心疾し)癪だ/気が収まらない
ことごとし(事事し)大袈裟だ
しどけなしきちんとしていない/いい加減な
すさまじ(荒まじ)興醒めだ/寂しい
つらし(辛し)つらい/薄情な
つつまし(慎まし)気が引ける/遠慮する
なつかし心惹かれる/慕わしい
ねたし(妬し)悔しい
まばゆし(目映ゆし\({}_{/眩し}\))まぶしい/素晴らしい/恥ずかしい
むつかし(難し)鬱陶しい/煩わしい
おそろしい/気味が悪い/面倒だ/不快だ

形容動詞

語彙(漢字)意味
あえかに弱々しく
あてやかなり上品だ
あばらなり荒れ果てている、隙間が多い
うちつけなり(打ち付けなり)ぶしつけな
突然だ/露骨だ/軽率だ
おはしまししをりご健在であった頃
かれがれなり疎遠だ
切なり(せつなり)切実だ、大切だ
つくづくたりしみじみとしている
つきもさやかなり(月も明かなり)月も明るく
とみなり(頓なり)急だ
なのめなり並一通りだ; 並一通りでない
ひたぶるなり(頓なり, 一向なり)一途だ
– ひたぶるに〜ともあらずまったく〜というわけでもない
無下なり(むげなり)はなはだしく

副詞

語彙(漢字)意味
いかにも(如何にも)どのようにでも;決して〜ない;どうにか;非常に;確かに
いつしか(何時しか)早くも
いつしかといひ顔に待ってましたと言わんばかりに
おのずから(自ずから)自然に/稀に
おほかた(大方)よくある/ほとんど(〜ない)
かかるほどに(係る程に)そうこうするうちに
さはそのようには
それでは/それならば(接続詞)
ただただ/直接/丁度
たちゐに(立居に)何につけても
まずまず/どうにも(〜ない)
やがてすぐに/そのまま
やをら(柔)そっと
よをはなる(世を離る)出家する/死ぬ
つきごろ(月ごろ)何ヶ月もの間

助動詞

語彙(漢字)意味
べし推量/意志/可能/当然/命令/適当/予定
打消推量/打消意志
推量/意志/勧誘/適当(文末)
仮定(下に係助詞)
婉曲(下に体言)
らむ現在視界外推量
けむ過去推量
むず推量(〜だろう)

疑問詞

語彙(漢字)意味
などなぜ
なにせむ(何せむ)どうして
なにぞ/なんぞ(何ぞ)どうやって

和歌集

和歌意味
思いつつ寝ればや人の見えつらむ
夢と知りせば覚めざらましを
想いながら寝たからあの人が現れたのだろうか
夢だと知っていたら目を覚まさなかったのに
乾くまもなき黒染めの袂かな
あはれ昔のかたみと思ふに
この喪服が故人の形見であると思うと
止めどなく流れる涙のせいで袖が乾く暇もない
敷島の大和にはあらぬ唐衣
ころも経ずして逢ふよしもがな
日本にない唐衣のように逢えないあなたと
時を待たずして出逢う方法があればいいのに
死出の山ふもとを見てぞ帰りにし
つらき人よりまづ越えじとて
冥土の山の麓だけを見て帰ってきました
つれないあなたより先に死んでたまるものですか

短文

短文意味
院より、この内にさる御心のありがたき人の大切なり、とく参るべきよし、おほせごとあれば、さる心地させたまへ上皇から、「この御所にそのようなお心掛けの滅多になく立派な人が必要である、すぐに出仕するように」という旨のお達しがあるので、然るべき心積りをなさってください
ゆかしく思ひまゐらすれど、いかにも御いらへのなかりしには、さし出でんこと、なほあるべきことならずお目にかかりたいとはお思い申し上げるが、何ともご返答がなかったからには、しゃしゃり出るようなことは、やはりあってはならない
削ぎすてん心づから弱りゆけかし出家をしようという心のままに衰弱していってしまえよ

ページ制作者

国民総会の提唱者。
ゴリゴリの理系で、社会科が得意なわけではない。

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