分野別




総則
人名には丸をつける
敬語
| 敬語 | 意味 |
|---|---|
| 用 \(\phi_{/せ/させ/しめ\quad}\) たまふ(給ふ/賜ふ) | お与えになる(ハ四/尊敬/本) |
| いざたまへ(いざ給へ) | さあ、しなさい(ハ四/命/本) |
| たまふ(給ふ/賜ふ) | 頂戴する/お受けする(ハ下二/謙譲/本) |
| おもひたまふ(思ひ給ふ) みたまふ(見給ふ) ききたまふ(聞き給ふ) |
考えさせていただく 拝見する 拝聴する (ハ下二/謙譲) |
| 候ふ(さぶらふ) |
【本】お側に控える、あります、おります |
慣用表現
| 慣用表現 | 意味 |
|---|---|
| こそ 用\({}_{(已)}\) 、 | 〜ど(逆説) |
| (うち)/(かし)/(さし)/(し)/(し)も/を(ば) | 強調 |
| なむ/ぬらむ/にけむ/ぬべし てむ/つらむ/てけむ/つべし |
強意+推量\({}_{/意志}\) |
| なめり | なる\({}_{断定(体)}\)+めり\({}_{推量}\) |
| にやあらむ/にかあらむ | 〜たのだろうか(筆者の心情) |
| 人 の\({}_{/など}\) 用\({}_{(体)}\) を | 人 が 用\({}_{(体)}\) のを |
| むは/むに/むこそ/むも | 〜ならば(仮定) |
| もぞ/もこそ | 〜すると困る |
| やは/かは | 〜であるか、いや、そうではない(反語) |
| 用\({}_{(命)}\) とや | 用\({}_{(命)}\) と言うのですか |
| ありつる所と思ふに | あった所と思っていると、居る所になると |
| いづちに | どこに |
| 我にもあらぬ | 何が何だかわからない |
| しらみそむ | 白々と夜が明け始める |
| たより(便り) | 都合、手紙、機会(よりどころ、ゆかり、配置) |
| 何しに | なぜ、どうして〜か(反語・疑問) |
| たもとをかたく | 衣の片袖を敷く(独り寝の比喩) |
| 何やらん | 何事(誰)であろうか |
| 〜ままに | 〜につれて |
和歌の慣用表現
| 慣用表現 | 意味 |
|---|---|
| しきしまの | 日本;大和(枕詞) |
| ぬばための | 黒(枕詞) |
| や | 詠嘆 |
語彙
慣用句
| 慣用句 | 意味 |
|---|---|
| いかがはせむ わりなし |
どうしようもない |
| さのみやは | そうばかりもしていられない |
| こころをさぐる | 相手の気持ちを推し量る |
名詞
| 語彙(漢字) | 意味 |
|---|---|
| あふせ(逢瀬) | 男女の出会う機会 |
| いとま(暇) | 休暇;辞任;別れ |
| おまへ(御前) | 高貴な人のお側 |
| おり(折) | 機会,とき |
| かず(数) | これらの物\({}_{/者}\) |
| こころ(心) | 風流,風情 |
| こころざし(心ざし) | 忠誠 |
| しるべ(標) | 案内人; 目印 |
| とのゐ(宿直) | 都での泊まりがけの警備・奉仕 |
| にほひ(匂い) | 華やかさ;匂い |
| ひと(人) | 特定の人 |
| ひま(暇) | 隙間;よい機会 |
| みや(宮) | 東宮;中宮;宮中 |
| いまゆくすゑ(今行く末) | 将来 |
| 几帳(きちゃう) | 室内を仕切る、または隠すための可動式の調度品 |
| 気色(けしき) | 様子 |
| 簀の子(すのこ) | 縁側、すのこ |
| 高欄(かうらん) | 手すり |
| 端(はな) | 外、縁 |
| けはひ | 様子 |
| 彼方(かなた) | あちら |
動詞
| 語彙(漢字) | 意味 |
|---|---|
| あかず(飽かず) | 不満で,物足りない,名残惜しい;飽きることがない |
| あくがる(憧る) | 心が彷徨う;ぶらつく |
| いそぐ(急ぐ) | 急ぐ;準備する |
| おぼしおきつ(思し掟つ) | 心に決める |
| おぼしわぶ(思し侘ぶ) | 思い悩む |
| おぼゆ(覚ゆ) | 似ている;考えられる |
| おもいやる(思いやる) | 想像できる |
| かしづく | 大切に育てる |
| かづく | 褒美をやる |
| きこゆ(聞ゆ) | お思いになる;おっしゃる;聞く |
| こころとどむ(心留む) | 念を入れる |
| みゆ(見ゆ) | 思う; 会う; 見える; 見せる;(女性が)結婚する; 思いにかなう |
| ゆるす(許す) | 認める |
| よる(寄る) | 取り憑く |
| わたる(渡る) | 【本】行く、来る、通る、いらっしゃる 【補】〜し続ける、一面に〜する |
| 知る(しる) | 理解する、領有する、わかる |
| 果つ(はつ) | 【本】終わる、亡くなる 【補】すっかり〜する |
形容詞
| 語彙(漢字) | 意味 |
|---|---|
| ありがたし(有難し) | 過ごしずらい;珍しい |
| いとわろし(いと悪し) | あまり良くない |
| いはんかたなし(言はむ方無し) | 言いようがない, 例えようがない |
| いぶせし(訝せし) | 気が晴れない; 気掛かりだ; 不快だ |
| うとうとし(疎疎し) | 疎遠で |
| おどろおどろし | 大袈裟だ |
| かしこし(畏し) | 高貴だ/畏れ多い/恐ろしい |
| かしこし(賢し) | 賢明だ/立派だ/都合がよい 非常に(連用) |
| こころやまし(心疾し) | 癪だ |
| ことごとし(事事し) | 大袈裟だ |
| しどけなし | きちんとしていない/いい加減な |
| すさまじ(荒まじ) | 興醒めだ,寂しい |
| つつまし(慎まし) | 気が引ける; 遠慮する |
| ねたし(妬し) | 悔しい |
| まばゆし(目映ゆし\({}_{/眩し}\)) | まぶしい/素晴らしい/恥ずかしい |
| むつかし(難し) | 鬱陶しい 煩わしい |
形容動詞
| 語彙(漢字) | 意味 |
|---|---|
| あえかに | 弱々しく |
| うちつけなり(打ち付けなり) | 突然だ/露骨だ/軽率だ |
| つくづくたり | しみじみとしている |
| つきもさやかなり(月も明かなり) | 月も明るく |
| とみなり(頓なり) | 急だ |
| ひたぶるなり(頓なり, 一向なり) | 一途だ |
| – ひたぶるに〜ともあらず | まったく〜というわけでもない |
| 無下なり(むげなり) | はなはだしく |
| 切なり(せつなり) | 切実だ、大切だ |
| あてやかなり | 上品だ |
| あばらなり | 荒れ果てている、隙間が多い |
副詞
| 語彙(漢字) | 意味 |
|---|---|
| いかにも(如何にも) | どのようにでも;決して〜ない;どうにか;非常に;確かに |
| いつしか(何時しか) | 早くも |
| おのずから(自ずから) | 自然に;稀に |
| おほかた(大方) | よくある;ほとんど(〜ない) |
| かかるほどに(係る程に) | そうこうするうちに |
| さは | そのようには それでは;それならば(接続詞) |
| ただ | ただ;直接;丁度 |
| たちいに(立居に) | 何につけても |
| よをはなる(世を離る) | 出家する/死ぬ |
| やがて | すぐに;そのまま |
| やをら(柔) | そっと |
| 月ごろ | 何ヶ月もの間 |
助動詞
| 語彙(漢字) | 意味 |
|---|---|
| べし | 推量/意志/可能/当然/命令/適当/予定 |
| じ | 打消推量/打消意志 |
| む | 推量/意志/勧誘/適当(文末) 仮定(下に係助詞) 婉曲(下に体言) |
| らむ | 現在視界外推量 |
| けむ | 過去推量 |
| むず | 推量(〜だろう) |
疑問詞
| 語彙(漢字) | 意味 |
|---|---|
| など | なぜ |
| なにせむ(何せむ) | どうして |
| なにぞ/なんぞ(何ぞ) | どうやって |
和歌集
| 和歌 | 意味 |
|---|---|
| 思いつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを | 想いながら寝たからあの人が現れたのだろうか 夢だと知っていたら目を覚まさなかったのに |
| 敷島の大和にはあらぬ唐衣 ころも経ずして逢ふよしもがな | 日本にない唐衣のように逢えないあなたと 時を待たずして出逢う方法があればいいのに |
| 死出の山ふもとを見てぞ帰りにし つらき人よりまづ越えじとて | 冥土の山の麓だけを見て帰ってきました つれないあなたより先に死んでたまるものですか |
